冤罪(誤判)防止コム >> 足利事件再審公判 >> -速報-足利事件:弁護団が公判の審理方法についての意見書(09.8.28付)等を提出

-速報-足利事件:弁護団が公判の審理方法についての意見書(09.8.28付)等を提出

足利事件弁護団は宇都宮地裁に2009年8月28日付で、①再審公判の審理方法に関する意見書、②確定審での証拠の取調べ方法に関する意見書、③証拠開示請求書、④三者協議の公開を求める申立書を提出しました。それぞれの要旨はつぎのとおり。

①再審公判の審理方法に関する意見書

(1)DNA鑑定関係では、鈴木廣一大阪医科大学教授、本田克也筑波大学教授、福島弘文科学警察研究所長の証人尋問に加えて、鈴木鑑定書、本田鑑定書、福島意見書の取調べを求める。

(2)自白の任意性に関しては、菅家氏の取調べテープ等を含む別件の自白調書等の取調べと森川大司元検事の証人尋問を求める。

(3)公判期日は、冒頭手続、これらの証拠の取調べ、判決期日を含めて合計8期日でできる。

(4)菅家氏の無実は既に明らかであり、今、求められているのは、冤罪がどの様に生み出され、その救済が遅れたのは何故かを明にすることである。

②確定審での証拠の取調べ方法に関する意見書

裁判所が(1)確定審の証拠の概要、(2)科警研のDNA鑑定書及び科警研技官らの証言の要旨、(3)菅家氏の自白(捜査段階、第1審公判供述)及び手紙等、これらをいずれも傍聴人にも理解できるように分かりやすく説明することを求め、(4)弁護人が菅家氏の控訴審供述の要旨を述べるという方法を提案しました。

③証拠開示請求書

本件及び本件以外の2件の幼女殺人事件に関して、警察官及び検察官が本件及び別件2件に関し菅家氏を取調べた際の録音テープ全部、前記2件に関する同じく供述調書全部、同じく調べ経過に関する報告書全部の開示を求めています。

④三者協議の公開を求める申立書

佐藤裁判長の前回の三者協議の場で示された「本件が世間の耳目を集めている事件でもあることを念頭に置けば本件の手続は公開の場で進めたい。」という意向を尊重して、9月4日の三者協議を公開の場で開くことを求めました。佐藤裁判長は釧路地裁在任中の平成20年3月25日に殺人未遂事件について公判前整理手続(一部)を公開の場で行った実績があり、これを指摘してあります。